子どもの声が響く船木に!〜天野秀昭さんをお迎えして〜

昨年11月25日に続き、40年以上子どもの遊びに関わり、阪神大震災以降各地で災害時の子どもの心のケアを目的に遊び場づくりを実践されてきた天野秀昭さんを講師にお迎えして、「子どもがまちを変える」をテーマに講演会を開催しました。

ふなき発見きちのこれから、旧船木小学校の跡地活用、特に小学校東側の広場を子どもの遊び場としてどう活用するかについて、前半は室内でスライドの写真を見ながら

  • 子どもにとっての遊びの大切さ
  • 冒険遊び場とは
  • まちづくりと冒険遊び場

などについて話を聞き、後半は外に出て実際にどこでどんな風に遊んだら楽しいか、また子どもたちの動線なども確認しました。

前日(2/1)は、本郷地区にある「子ども広場なんじゃもんじゃ」を天野さんといっしょに見学しほんごう子ども図書館」で運営委員さんたちを対象とした勉強会にも参加させてもらいました。
※「ほんごう子ども図書館」と「子ども広場なんじゃもんじゃ」は昨年亡くなられた三原市名誉市民で教育学者の大田堯氏が設立に深く関わり、大田先生の子どもたちへの思いはボランティアの運営委員さんたちに引き継がれています。図書館では設立当時の貴重な資料が閲覧できます。

実は、大田尭さんは日本冒険遊び場づくり協会関係者にとっても、大変お世話になった方なのです。

昨年11月に天野さんが本郷町にこられた際に、大田尭さんが三原市の名誉市民であること、そして何よりもふなき発見きちをはじめた本郷町船木が生誕地であることを知って、天野さんも私も興奮したのでした。このことを知って「やはり船木で遊び場を作っていきたい!」と、あらためて盛り上がったのでした。

昨年8月から毎月1回旧船木小学校中庭で冒険遊び場「ふなき発見きち」が開催されていますが、心からのびやかに遊べる、安心して過ごせる場所があることで、子どもたちはもちろん、大人たちもホッと一息ついて前に進めるエネルギーを得ているのかもしれません。

冒険遊び場は子どもの遊び場・居場所であるとともに、多世代、多様な人々が関わり合う地域コミュニテイの拠点の一つにもなります。今後、この旧舩木小学校がたくさんの人が集う地域の拠り所の一つとして活用されるように、みんなで知恵と力を出し合っていきましょう!

ご協力よろしくお願いいたします!