ふなき発見きち

2018年8月25日に第1回、9月17日に第2回のふなき発見きちを、旧ふなき小学校中庭で開催しました。

3年前の小学校統廃合で長い歴史を閉じてしまった船木小学校ですが、H30年7月豪雨後に甚大な被害を受けた三原市本郷町船木地区の復旧と復興を支援するために「船木地域支援センター」が、旧船木小学校で立ち上がりました。

床上60センチまで浸水し、泥だらけになった床をたくさんのボランティアの手によって、少しずつ使える状態になりました。発災から50日目には「元気をだそうかい」が開催され、多くの肩のご支援のもと、地域の皆さんの笑顔が旧船木小学校中に溢れました。

しかし、発災後の子どもたちの状況といえば、7月6日以来長い長い夏休みに入り、断水が続く中プールもない、学童クラブもない。大規模半壊や全壊が多い船木地区では、食事もままならず安心した生活とはかけ離れた日常の中で、子どもたちはやりたいことも、遊びたい気持ちも我慢していました。

それでも、暑い中を泥だらけになって片付けをしている親を見ると、文句も言わず我慢していたことでしょう。

「雨が降り始めると怖がるんです」そんなお母さんの声をよく聞きます。

こんな時こそ「子どもが思いっきり外で遊ぶことができる場所、安心していられる場所が必要なのでは?」と考え、江戸川遊ぼう会OBのみなさま、NPO法人日本冒険遊場づくり協会さまのお力を借りて、ふなき発見きちを立ち上げることにいたしました。

辛い経験となった今回の豪雨災害ですが、ピンチをチャンスに「船木小学校に再び子どもたちの笑顔と笑い声を!」と、地域のみなさまと共に遊ぼう会ぷらすは、ふなき発見きちを定期開催していきます。

≪参考資料≫

江戸川遊ぼう会  

特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会