学校deキャンプ

昨年の西日本豪雨から1年がたち、家の修繕が終わった三原市本郷町船木地区には、多くの子どもたちの声が響くようになってきました。

昨年は夏休み直前の豪雨によって、学校は長期の夏休みに入り、長引く断水で楽しみにしていたプールも休止。子どもたちにとっても、保護者の皆さんにとっても辛い夏休みを過ごすことになりました。

保護者のみなさんからは「キャンプ道具なども全て水没してだめになったし、なかなか購入も難しい」との声があがり、何かできないものか・・・と地域のみなさんと相談した結果、旧船木小学校でキャンプを行うことになりました。

買い出しから当日の準備など、地域の方も積極的に参加してくださり、暑い中ではありましたが一日中子どもたちの楽しい声が響き渡りました。

午後の水遊びでは、2組に別れて水風船投げが白熱。泣き出す子もいましたがクタクタになるまで遊びきりました。

希望の多かったバーベキューと流しそうめん。流しそうめんは竹を割って流す本格流しそうめんを体験。子どもたちも一緒に竹を割ったり設置したり。

 

夜の花火では、中学生のお兄さんたちが打ち上げ花火を担当し、みんなで堪能しました。

テントは校庭に・・・という予定でしたが、あまりの暑さに野外にテントを張ることは断念し、クーラーの効いた教室内にテントを設置。さて、何時まで起きているのやら・・・と覚悟をしていましたが、あっという間に寝静まるほど昼間に体を動かしていたようです。

2日目はパッククッキングでご飯作りに挑戦。お水を入れるのは、なかなか難しいのですが助け合いながらそれぞれ自分のご飯を作っていました。

昨年の夏休みは、子どもがいるご家庭は親戚やみなし仮設など地域外に避難して生活していたため、子どもの姿を見ることはほぼありませんでした。しかし、こうしてまた子どもたちの声が響く船木地区になったのも、ご支援くださった全国の皆様のおかげだと思います。

楽しい夏休みの一コマ。いつまでも思い出に残りますように。