BOOKバスがきた!

連日の猛暑に少々げんなりしながらも、笑顔溢れる校舎を目指してボランティアさんと掃除に励む毎日。

汚泥に浸かったランチルームは、何度洗って吹いても乾くと砂が浮かんでくるのです。

そんな掃除でクラクラしていると、見慣れないマイクロバスが校舎の前に。

外に出てみると「BOOK BUS」という、移動図書館でした。

もともとインターネットで古本買取販売を手がけているバリューブックスさんが「日本全国の人々に本を届けるためにブックバスを走らせたい」と、クラウドファウンティングで資金を集め、本を乗せて全国をまわっているもの。

今回は、西日本豪雨で被害にあった西日本を回っておられるそうで、本郷生涯学習センターから船木地域支援センターに来てくれました。

スタッフさんと手分けをして、みんなで慌てて地域のお母さんたちに連絡!

今は夏休み中でもあり、お風呂も台所もない被災した自宅を離れている子どもたちも多く、集まることができた子どもは少なかったけど、みんな本に夢中!

「持って帰っていいよ」

この言葉に、みんな再度真剣に選び始めました。

何と言っても、バスの外にソファなど腰掛けてゆっくりと本を読むことができる仕掛けのほか、車内はクーラーがきいて涼しいので、子どもたちは本を手に車内でゆっくりくつろいでいます。

 

現在の船木地域支援センターは、まだ電気がきていないので発電機で動かしている状態で、もちろんクーラーもありません。

大人はBOOK BUSのみなさんとお話をしながら、移動本屋さんを楽しみました。